サクラエディタの設定ファイル配布&設定方法

2014.08.19.12:38

タイトル通りです。

ランダムマップを作成する際、スクリプトに色づけした方が便利なので、必要な設定ファイルの配布と設定方法を載せておきます。



それでは説明していきます。

なお、サクラエディタをすでに使っており設定方法の説明が不要の人は
「【準備】 3、設定ファイルのダウンロード」にファイルのダウンロード先が載っているのでそちらからダウンロードし、各自設定を終えてください。



【準備】
1、サクラエディタ(本体)をインストールする

まずサクラエディタ本体がないと話しにならないので、各自で用意してインストールしておいてください。

google先生に「サクラエディタ」で検索をかければ、上から2番目ぐらいにダウンロード先のサイトが表示されます。
なお、現在の日本語版の最新のものは「バージョン 2.1.1.3」のようです。

私も最新のサクラエディタにしましたので、これを用いて説明します。



2、サクラエディタに拡張子「.rms」のファイルを関連付けする

ランダムマップのファイルは拡張子「.rms」のものです。

拡張子「.rms」のファイルはそのままでは開けないので、サクラエディタのインストールが終わったら関連付けを済ませておいてください。

google先生に「プログラム 関連付け」と検索すればおそらくでてくるはずなので、OSごとにあった方法で関連付けを行ってください。



3、設定ファイルのダウンロード

こちらのサイトから設定ファイルをダウンロードしてください。
URL:http://www.geocities.jp/young_man_of_the_scythian/aofe/rms/sakura_rms.zip

ダウンロードが済んだら、適当な場所に解凍しておいてください。


準備はこれで完了です。





【設定方法】
下準備が終わったので、いよいよ設定方法の説明をしていきます。

まず初めに、ランダムマップが保存してあるフォルダを開きます。
ランダムマップが保存してあるフォルダは
「C:\Program Files\Microsoft Games\Age of Empires II\Games\Forgotten Empires\Script.RM」
です。

このフォルダの中に普段マルチ対戦でも使われているグリアラや爆ランなどのランダムマップのファイル(拡張子「.rms」のもの)があります。

次に、ランダムマップのファイルをどれでもいいのでコピーを作ります。(設定が終わった後、【補足】にて動作確認も兼ねて少しいじります。その際の上書き保存を防ぐためです。)

今回はニコ生AOCの対戦で使っているグリアラを例に話しを進めようと思うので、用意できる方は「_ニコ生+Green+Arabia.rms」のファイルのコピーを作ってください。(一応、ニコ生AOCwikiのどこかからこのファイルはダウンロードできますが、わざわざ同じものを用意しなくても理解していただけるように説明しますので、コピーはどのファイルでも構いません。)



それではコピーしたファイルをダブルクリックしてファイルを開きます。(「【準備】 2、サクラエディタに拡張子「.rms」のファイルを関連付けする」がきちんと済んでいれば、ダブルクリックで「.rms」のファイルは開けるようになっているはずです。)



開くとこのような画面がでてきます。
20140819_01a.png
まだ何も設定をかえていないので文字が黒いですね。(ただし、初期設定でURLだけは青くなっているようです。)



次に画面上のメニューバーの「設定」をクリックし、でてきたリストの「タイプ別設定一覧」をクリックします。
20140819_02.png




でてきた「タイプ別設定一覧」画面です。
20140819_03.png
これがサクラエディタの初期状態で登録されている設定の一覧です。

ここにランダムマップの設定を追加します。



それでは画面にある「追加」ボタンをおしてください。
20140819_04.png



新たに「設定17」が追加されました。
20140819_05.png
「設定17」が青くなり選択されている状態のまま、次に「インポート」のボタンを押します。



「インポート」のボタンを押すと、どの設定ファイルを読み込むかの選択画面になるので、ここで「【準備】 3、設定ファイルのダウンロード」で解凍しておいたファイルを読み込みます。

読み込むファイルは「ランダムマップ.ini」です。



読み込みが完了するとこのような画面がでてきます。
20140819_06.png



「読込先:」「設定17」にチェックしたら「OK」ボタンを押します。(「色選択」は変更しないでください。
20140819_07.png



以下の画面がでて、設定ファイルのインポートの成功が確認できました。
20140819_08.png
「OK」ボタンを押してこの画面を閉じます。



先ほどまで「設定17」だった部分が「ランダムマップ(rms)」になっているのが確認できます。
20140819_09.png



実はこの段階で設定は終わっています。他の「.rms」のファイルを開けば、特定の単語に対する色の変更がきちんと反映されているのです。

しかし、設定変更するために開いていたこのファイルだけ設定が反映されていないので、このままこのファイルにも設定が反映するようにします。

方法は簡単で、今でている画面の「一時適用」を押すだけです。
「ランダムマップ(rms)」が青く、選択されているのを確認したら「一時適用」のボタンを押してください。
20140819_10.png



「一時適用」のボタンを押すと、設定が全て終わるのでこのようにきれいに色がかわりました。
20140819_11.png



以上で、設定方法の説明を終わります。





【補足】

スクリプト等以外にも、コメント部分も色がかわるようになっています。

コメントの開始意味する「/* 」(*の後ろに半角スペースあり)と終了を意味する「 */」(*の前に半角スペースあり)。それと間にある文字がコメントとして認識され、緑色の文字で表示されるようになります。


先ほど設定が終了した時の画面ですが、こちらを見てください。
20140819_12.png
こちらの4行目から11行目まではコメント部分なので緑色になるはずですが、これを見るとかわっていません。

これについては4行目をよく見てみるとわかります。4行目に「/*」と書いてあるのですが「*」の後ろに半角スペースがないのが原因です。なので、4行目の「*」の後ろに半角スペースを足してあげるときちんと色分けされるようになります。20140819_013.png

なお、今手直ししましたが、これはあくまでサクラエディタでの色分けを反映させるためだけに半角スペースを足しました。
5行目を見てみると、一番最初の文字が半角スペースから始まっています。改行をはさんでいても「/* 」として認識するのに問題ないのかもしれませんが、記述漏れを防ぐための決まりごととして「/* 」や「 */」のように半角スペースを入れることを覚えておいてください。


次です。
13行目に「#include_drs」というのがあります。ですが、このスクリプトは色分けされておらず黒いままです。
なぜかと言うと、私の知識のベースが徒然草さん等のサイトに載っていることだからです。
つまり、載っていない用途が不明なものですのであえて黒いままにしておきました。

もし、きちんとした使い方がわかり『これも色分けに追加したいな~』とお考えの方がいたら、どんどん単語をサクラエディタに追加して使い勝手のいいものに仕上げてください。(追加方法はご自身でお調べください。)




では次です。
25行目の「create_player_lands」から、一番最後の「s」を取ってみました。
20140819_014.png
「create_player_land」と、登録してある文字ではなくなったので黒くなりました。このようにノートパッドではわかりにくかった脱字もわかりやすくなりますので、誤字脱字の防止にお役立てください。




【最後に】
今回サクラエディタに設定したものでAoFE開発だけでなくAOC開発にも使うことができます。
AoFE用に一つだけ、別の記事で紹介した「land_position」のスクリプトを登録してますが、AOCのランダムマップ開発時にこれを入力しなければいいだけですので、基本どちらにも使いまわせます。


どちらのランダムマップ開発者の方も新たなマップ作りに励んでみてください。


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